講師の紹介
LECTURER
顧客企業の悩みに
とことん寄り添い、
一人一人の経営者と
真摯に向き合う。
Kenji Iizuka
株式会社新経営サービス 執行役員
中小企業から大手企業まで規模・業界を問わず、17年以上の幅広いコンサルティング実績を持つ。
これまでに培った実践知と学際的な理論知(社会科学、認知科学、行動科学、東洋哲学等)を駆使しながら、バランス感覚を備えた、本質的・統合的・実践的なコンサルティングを行う。
一社一社に真摯に向き合い、顧客目線に立った支援スタイルを信条とする。 キャリアコンサルタント/GCDF-Japanキャリアカウンセラー
iWAMプラクティショナートレーナー
中小企業から大手企業まで規模・業界を問わず、17年以上の幅広いコンサルティング実績を持つ。
これまでに培った実践知と学際的な理論知(社会科学、認知科学、行動科学、東洋哲学等)を駆使しながら、バランス感覚を備えた、本質的・統合的・実践的なコンサルティングを行う。
一社一社に真摯に向き合い、顧客目線に立った支援スタイルを信条とする。 キャリアコンサルタント/GCDF-Japanキャリアカウンセラー
iWAMプラクティショナートレーナー
灯火をしっかりと受け継ぎ、そして後世に繋いでいきたい。
改めて当時を振り返ると、「灯火を消さない」という言葉が浮かんできます。
例えば何百年も続いている伝統工芸やお祭りなどの行事も、後継者がいなくなれば無くなってしまいます。その無くなってしまうかどうかが僕自身の手にかかっているとしたら…
我社の礎であり根幹であるこの経営者大学を僕自身無くしたくないという思いがありましたし、自分に何か貢献できることがあるのであれば、その灯火をしっかりと受け継ぎたい、そして後世に繋いでいきたい、そういった使命感から引き継がせて頂いたという感じですね。
よく人生の中で、覚悟を決めないといけない時が何度か訪れる、と言われますが、その機会が「今」なのかなと思っています。
Q経営者大学を通じて受講者の方に伝えたいことはどのようなことでしょうか?
“原理原則”、“存在意義”とは何なのかを考えていくきっかけに。
経営者大学ができた40年前と比べると、現在はVUCAと言われるように、不確実性の高まりや、変化のスピードが早まる中で、どう答えを出していくのかということが問われる世の中になってきています。
でも、こういう時代だからこそ、目先の流行に流されない、数多ある情報に惑わされない、表層的・表面的なことに囚われないために、“原理原則”のようなものを突き詰めていくことが、より大事になってきているのではないかと思います。
ただ、この“原理原則”は、答えとしてテキストに単純に載っているような固定的なものではなく、気づいていくもの、磨いていくものだと思うんですね。これまでも田須美(前任講師。経営者大学創始者)がいろんな言葉を尽くして語ってきたように。
もう一つは、こういう時代だからこそ、パーパス経営に代表されるように、社会的な意味や企業の存在価値がより求められていますよね。近江商人が「三方よし」といったように、いまに始まったわけではなく、昔から大切なことではあるんですけど。そしてさらには、働く人も生きる意味や意義をより求める世の中になってきています。
違う言い方をすれば、“なぜ”この企業が存在するのか、“なぜ”自分がここで働いているのか、というものが非常に重要になってきているということですね。
存在意義を探求するということは、机上の話ではなく、これも実践のなかで磨いていくものだと思うので、その存在意義を探求する一年間になればという思いです。
受講者同士で対話し、いろいろな考えに触れ合うことによって、“原理原則”とは何なのか、自分の“存在意義”は何なのか、この企業の“存在意義”とは何なのか、ということを考えていくきっかけにしていただきたいですね。
Q経営者大学のカリキュラムの特長は何ですか?
多面的・多層的・体系的に学ぶことができる講座。
いろいろな観点があると思うんですけど、強いて一言で表現するなら、多面的・多層的・体系的に学ぶことができるのが経営者大学の特長だと思うんです。
例えば、カリキュラムの内容で言うと、1本の木をイメージしてもらえたらと思います。木を大きく分けると、「葉っぱ」と「枝」と「幹」と「根っこ」という4つから構成されています。
まずは「葉っぱ」の部分です。これは経営に必要な原理原則を学ぶための最低限の知識というイメージで、「経営基礎講座」と銘打っています。
マーケティングや企業会計、人材マネジメント、組織論、経営戦略論の基本を体系的に学んでいくための場ですね。
それを実際に活かすためのスキル・技といったものが必要になりますので、それが二つ目の「枝」の部分になります。これを「実践手法講座」と呼んでいます。
「考えるスキル」、例えば、論理的思考力やアイデア発想、課題解決スキルなど、もう一つは「コミュニケーションスキル」、例えば、傾聴やコーチング、プレゼンテーション、会議スキルを学ぶためのスキルトレーニングの場を設けています。
三つ目は「幹」ですね。葉っぱや枝を支えるものとしての幹が必要です。これは物事を考えるときの見方、物事の見方、いわば「観」を磨く場ですね。
具体的には、世界観や、歴史観、人間観といったものを学ぶ場として「徳育講座」を設けています。
意思決定の場面を題材とした「ケーススタディ」や、あるいは答えのない問いに対してみんなで対話する「哲学対話」、また人文科学や社会科学・自然科学などの分野の知見をピックアップしてお伝えしていくなかで、リーダーとしての「観」を磨いていく場になっています。
最後に「根っこ」の部分ですが、ここが一番ベース・土台になる部分になります。
いわゆる自らの「志」に気づいたり、明確にしたりしていくための場で「自己革新講座」という講座にしています。
ここでリーダーとしての使命感や志といったものを磨いてもらう、或いは気づいてもらうことによって、全ての原動力となる、そのきっかけになる講座になっています。
Q講師をする上で大切にしている考え方や指針はどのようなことでしょうか。
「相互学習」「自律学習」「経験学習」を全力でサポートしていきたい。
まずは講師やメンバー同士の関わりや対話、交わりというものを通して、お互いに磨き合っていくようなプログラムを提供していきたいと思っています。
言うなれば「相互学習」でしょうか。
もう一つは、「自律学習」ですかね。受講者自身が、受け身ではなく、自ら自律的に主体的に学ぶということも研修効果を発揮するためには当たり前のことですけど、大切なことだと思いますので。
一年間通じて、そういう場づくりをしていきたいと思います。また、先ほどお伝えした自分と真剣に向き合う「自己革新講座」がそのきっかけになったという方も多いと思います。
そして、もう一つは、「経験学習」を大切にしたいと思いますね。知識や情報を単にインプットしても、実践の中で活用しなければ意味がないですよね。
なので、講座のある日だけが学ぶ場ではなく、講座が終わったら日常の中で実践する、経験する。そして次の講座で振り返る。こういった学習サイクルを一年間継続して進められるようなプログラムになっています。
講師役である僕自身は、「触媒」という役割なのかなと思っています。
化学反応の反応速度を速める、あの触媒ですね。受講者の方々がより成長していくために、「相互学習」「自律学習」「経験学習」を私なりに全力でサポートしていきたいと思っています。
Q受講者の方には経営者大学をどんな一年間にして欲しいと考えていますか?
“プライスレスな一年”となるようなカリキュラム、空間、時間を全力で届けていきたい。
経営者大学が終わった後にどのように感じてほしいかという意味で言うと、“プライスレスな一年”という言葉になると思います。
受講者同士で切磋琢磨し、自分と真剣に向き合い、経営について考え抜くという経験を通じて得られるものはとても多く、何ものにも代えられないものだと思います。
もうひとつは「トランジション」、キャリア理論の中では“転機”といわれるポイントです。
例えば、就職や親との死別や結婚など、自身のキャリアを考え、意味づけ、役割を変えていく節目になるような出来事です。
経営者大学で学ぶ一年間というものが、後から振り返った時に、あの時が一つの転機になったなと、そう感じてもらいたいなという想いです。
1年後なのか10年後なのか分かりませんが、あの一年間があったから今の自分があるなとか、あの時の切磋琢磨した仲間と今も繋がり、お互いに励まし合っているであるとか。
そういう何か財産になるような一年間にして欲しいと思いますし、そういうカリキュラムを、空間を、時間を全力で届けていきたいと思います。
Q経営者大学を検討されている方へメッセージがあればお願いします。
お互いに磨き合い、共に悩み、一緒に成長する一年間にしましょう。
経営者大学で学ぶ一年間が、“プライスレスな1年”となるように、私もスタッフもとことんサポートし、伴走していきます。
一年間というと、非常に長いと思われて二の足を踏んでしまうかもしれませんが、今悩まれている、その悩まれていること自体に意味があると思うので、ぜひ一歩を踏み出してみてください。
僕もまだ道半ばですが、お互いに磨き合い、共に悩み、一緒に成長する一年間にしましょう。